副作用

育毛シャンプーにアミノ酸

育毛シャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分が使われていることがほとんどです。
アミノ酸は肌に負担がかからず、髪や頭皮に栄養を与えてダメージを修復してくれる効果もあります。
美容院でも近頃は、アミノ酸系シャンプーを使っているお店がほとんどだそうです。

では、なぜアミノ酸が肌や髪にやさしいのでしょうか?
アミノ酸はタンパク質を構成する要素で、皮膚や内臓、血管など私たちの体の約2割はアミノ酸で作られているからです。
髪の主成分であるケラチンも、18種類のアミノ酸が結合してできたものです。
だから髪にも頭皮にもやさしいのです。

アミノ酸系シャンプーhttp://www.gnt-verlag.com/df.htmlといっても、アミノ酸の種類によって特徴がありますので、以下で種類と特徴をご説明します。

・グルタミン酸系洗浄成分
育毛シャンプーによく使われている洗浄成分です。
ココイルグルタミン酸、ラウロイルグルタミン酸などグルタミン酸系の中にも数種類ありますが、全般的にしっとり系の洗浄成分で傷んだ髪を補修しながら洗えます。
皮脂をあまり落とさず、乾燥した地肌の方に向いています。
女性の育毛シャンプーによく使われます。

・(ココイル・ラウロイルメチル)アラニンK,TEA
アミノ酸系洗浄成分の中でも高級な部類に属します。
グルタミン酸系よりもサラサラの仕上がりになります。

・ココイルグリシンK、Na
さっぱりした使用感が特徴です。
弱酸性になると洗浄力が落ちるので、サブ的な役割で使われていることが多いようです。

・ラウロイルアスパラギン酸Na
ココイルグリシンとは逆の性質で、酸性に傾くほど洗浄力が上がるという特徴があります。
カラーを入れた髪に向いている洗浄成分です。

・(ココイル・ラウロイル)サルコシン
洗浄力が強く殺菌力もありますが、旧表示指定成分でアルコール系洗浄成分に特徴が似ています。

・ラウロイルシルクアミノ酸K
天然シルク由来の洗浄成分で、髪と地肌にとてもやさしく、コンディショニング効果が高い。
ただし、非常に高価です。

・ココイルメチルタ ウリンNa
泡立ちがよくなり、洗い上がりの髪がふんわりと仕上がります。


他にもいくつか育毛シャンプーに使われているアミノ酸があります。
各種アミノ酸の配合具合で使用感が違ってくるようです。
ノンシリコン系の育毛シャンプーについてはこちらでくわしく解説しています)